こんにちは。
オオサワ創研の伊藤です。
例えば、面接で「エスキモーに冷蔵庫を売るにはどうしたら良いか」
なんて聞かれたら、みなさんはどう答えますか?
エスキモーは、アラスカに住む先住民で長くて大変寒い冬の中で暮らし
ています。
氷や雪に囲まれた生活をしていますから、食料も外に放置しておくこと
で、鮮度は保たれています。
「寒いところで、冷蔵庫なんてほしくないよ」
そんな冷蔵庫の必要性を感じていない方たちに冷蔵庫は売れるのでしょ
うか。
さて、エスキモーさんが困っていることを考えてみましょう。
・室外に保存しているので、取りに行く必要がある。
・凍っているので、調理もしにくい。
・暖房が効いているので、室内では食材は保管できない。
それに対して冷蔵庫のメリットは、食品を適度に冷やすことができる、
ということです。
チルド室など、凍らせたくはないけど鮮度が落ちやすい食材を保管する
のに適した機能もあります。
つまり、外に出ることなく凍っていない食材を料理できる、というメリ
ットがあります。
答えはこれだけではないですが、切り口を変えることでエスキモーの方にも冷蔵庫の必要性を納得していただけるかもしれません。
この考え方を採用活動に活かすには?
さて、切り口を変えてみることで、
デメリットのように見えることであっても、思い もかけないメリットになりうるかのうせいがあることが伝わったでしょうか。
それは、USP(Unique Selling Proposition)自社独自の強みへと打ち出
すことも出来ます。
自分のことを見つめなおすときに、今回のように切り口を考えてみるのもよいかもしれ ません。
行き当たりばったりな性格は、行動力がある性格ということ。
空気が読めない性格なのは、主体性がある性格だから。
切り口を変えて物事を捉えることは、就職活動だけでなく、その後の社会人生活でも活かすことが出来るはずです。
営業であれば、お客様の悩み解決のお手伝いや、マーケティングであれば、チラシなどでのお客様へのアピールなどです。
蛇足ですが、
アメリカがアラスカをロシアから購入ときに貢献した方がいるのですが、
「巨大な冷蔵庫を買った男」と揶揄されたりしたそうです。
ですが、防衛上の拠点になったり、地下資源が見つかったりしたそうです。
何がどう転ぶのか分かりませんね。
就職活動も失敗したと思ったときのほうが、案外相手に伝わったりして
いるものです。
くじけず頑張っていきましょう。
以上、オオサワ創研の伊藤でした。