2018年9月17日 その他

通年採用をすることによる学生のメリット・デメリットについて

説明会

 

こんにちは。

オオサワ創研の伊藤です。

今日は、学生側から見たメリット・デメリットを考えてみます。

通年採用をすることによる学生のメリット

スケジュール管理のしやすさ

短期決戦ではなくなることで、自分の都合の良いスケジュールで就職活動が出来る。
病気などで就職活動が出来ない期間があってもリカバリーしやすい。
といっても、企業が待っててくれるとは限らない。

採用人数に達したので、と言われてしまえばどうしようもないことは覚えておこう。

採用の機会が増える。

行きたい会社の選考スケジュールが重なっていたとき、今まではどちらかを諦めなければならなかったが、ずれたスケジュールを選びやすくなるだろう。

一社に集中して取り組める。

言い方は悪いですが、第一志望に応募、ダメだったら第二志望と、一社ごとに注力できると思います。

通年採用をすることによる学生のデメリット

採用枠が狭くなる

新卒一括採用では、企業は年度ごとに何人採用と目標を掲げていたことで、最低限でも目標人数の人材を確保することが目的になっていました。
終身雇用を前提として、囲い込んだ人材は入社してから育てるというわけです。
ですが、一年間採用が出来るということは、もしかしたら後からより良い人材と出会えるかもということで、枠を空けておこうと考える企業もあるかもしれません。

中途採用と同じ土俵で。

求められることが違うとはいえ、中途採用と同じ土俵に立つことになると考えられるので、採用基準が高くなってしまいそうです。
「新卒」というカードが通用しなくなるかも。

就職活動の開始時期が早まる。

そもそも就活のルールとして、大学3年生の3月から説明会解禁ということがありました。
これらも撤廃された場合、大学1年生としてキャンパスライフを楽しみ始めた頃から、インターンなどで就職活動について意識を今以上に向ける必要が出てくるかもしれませんね。

まとめ

私の友人に、在学中にアルバイトとして会社で働いていた人がいるのですが、それが学内の単位として認められていたので悠々と卒業までの単位を稼いでいました。
結局、彼はその会社には行きませんでしたが、働いていた企業からもアプローチはあったようです。

もしかしたらこれからの採用活動もこのように変わっていくのかもしれません。

実際にされている会社もあるかもしれませんが、在学中からインターンやアルバイトとして経験を積み、即戦力レベルにまで育った学生のみを採用し、基準に満たなかった学生にはごめんなさいするといった採用方式も出てくるかもしれません。
長期間アルバイトなどで働いていれば、会社の様子も分かってきますし、学生もしっかりと会社を選ぶことが出来ると思います。

アルバイトとしてお金がもらえ、学校の単位にもなる、とすれば学生も積極的に企業で働くのではないでしょうか。

 

最後に、オオサワ創研としては今まで、春や夏の採用だけでは応募者が集まりきっていなかったので、秋や冬といった時期にも採用をしていました。
内定辞退を減らすために大企業の選考が終わってから、と考える中小企業も多かったのではないでしょうか。

新卒採用も特に近年は、グループで面接したりというよりは、ひとりひとりに説明をして面接をしていたので、オオサワ創研の社内としてはそんなに大きな影響はないかなと思っています。

以上、オオサワ創研の伊藤でした。